加藤仁志にインタビュー
店長:4月に開催した個展について感想などを聞かしてもらえたらと思うんだけれど。
仁志:沢山の方に来て頂いて本当にうれしかったです。
店長:それはよかったね。
仁志:一番うれしいのは、以前購入して頂いたお客さんがまた来てくださることですね。
店長:そうだよね。リピートしてくださるってことはそれだけ仁志君の作品を気に入ってくださってるってことだもんね。
仁志:なかでも使い心地をほめてくださるのはうれしいです。
店長:お客さんはどんなことを言ってくださるの?
仁志:例えば「料理が映えるよ」とか「毎日登場回数が多いです」「簡単に作った料理でもおいしく見えるんです」と言って下って本当に嬉しかったですね。
店長:それはうれしいね。確かに粉引の作品は料理が映えるよね。
仁志:それに粉引の陶器は扱いが難しい部分もあるので
店長:え?難しいかなぁ?
仁志:粉引は使っているうちに景色が変化していきますし、作っていく性質上磁器よりは欠けやすいですから。
店長:でもそれが粉引の味わいだからね。それを含めて気に入ってくださってるってことだよね。
仁志:だから余計に嬉しいです。
店長:今後も個展を積極的に開催していくの?
仁志:そうですね。でも年に二回ぐらいにしたいですね。
店長:え?二回だけ?
仁志:作品の発表の場でもあるので、しっかり集中して新しいものを製作して発表したいので、そう思うと二回ぐらいがいいんじゃないかなと思うんです。年に四回個展を開催しようと思うと作る事だけで精一杯になってしましますから。
店長:なるほど。
仁志:個展は不安なこともありますし。
店長:何が不安なの?
仁志:ギャラリーさんで開催するときは、準備段階からギャラリーのスタッフの方が僕のために付きっ切りでやってくださるので、「がんばらなきゃ、お返ししなきゃ」って気持ちになるんです。
店長:仁志君に見込みがあると思ってギャラリーさんも動くのだから気にしなくてもいいと思うんだけれど、仁志君らしい捉え方だね。
仁志:グループ展などと違って個展はすべて自分ひとりでやりますので、その分得るものも多いですし、これからもがんばってやって行きたいです。
取材を終えて:
インタビューの中にもあったように、仁志君の言葉からはギャラリーさんへの気遣いまで見えてくる。仁志君の作品に優しさや奥ゆかしさを感じるのは、心穏やかで人への気遣いをを決して忘れていない仁志君の心が作品に写っているからであろう。






